メーカーで修理を断られたノートパソコンの修理依頼がありました

ノートパソコンが起動しなくなったため、購入店に修理依頼。
販売店からメーカーへ修理依頼したところ、6年以上前の機種なので修理できないとメーカーに修理を断られたというお客様からご相談がありました。
ご相談内容は、なんとか修理できないか?
修理が無理なら、保存しているデータを取り出せないか?

とりあえず、当店でお預かりして診断させていただくこととなりました。

今回のご依頼で最重要なのはパソコン内に保存されたデータとのこと。
以下の作業を行わせていただきました。

  • データが最重要でしたので、お預かりしたノートパソコンに通電せず、記憶装置(SSD)を取り出しました。
  • 取り出したSSDを当店のパソコンに接続して検査を行った結果、SSDは正常でした。
  • 念のため、当店保有のSSDに取り出したSSDのクローン作成(バックアップ)
  • SSDを外した状態でパソコンを起動すると「起動ディスクがない」との表示されました。
    → パソコン自体の不具合は無いと判断しました。
  • 取り出したSSDを元通りに装着
  • 電源を入れるとWindowsアップデートの更新作業が途中から始まりました。
  • 更新作業が完了するとパソコンは正常に起動。

原因は特定できませんが、Windowsアップデートの更新作業が正常に行われず、パソコンが起動しなかったと思われます。

また、ごくまれですが、パソコン内部に静電気が滞留して起動しなくなる場合があります。修理に出され長い間通電しなかったため滞留した静電気が放電されて正常にWindowsアップデートの更新作業が再開したとも考えられます。

今回の作業に関する費用は、9,000円となりました。内訳は以下の通りです。

  • パソコンをお預かりに訪問した際の出張料 1,000円
  • 記憶装置(SSD)の脱着作業一式 2,000円
  • SSDのバックアップ作業料 3,000円
  • その他作業料一式 2,000円
  • パソコンをお納めした際の出張料 1,000円

海外のブランドのノートパソコンでした。記憶装置(SSD)を取り出すために裏のネジを外しましたが、1ヶ所は封印されたままでしたのでメーカーでは何ら作業を行わず経年によって修理不能と判断されてしまったようです。

当店ではできる範囲で最大限の努力をさせていただきますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせくださいませ。

2022年11月11日